2012年06月27日

子育てに一番大切なこと

井本先生の子育て本「人体育成学」が発売されました!

人体育成学 [単行本(ソフトカバー)] / 井本 邦昭 (著); ベストセラーズ (刊)
『人体育成学』

整体の観点から子育てについて、
それから子供の気になる症状について、
ためになることがたくさん書かれています。

ぜひぜひお手にとって読んでみてください^^。

私は井本整体に入門する前、
不登校の長女を前に子育てに行き詰っていました。

次女まで原因不明の腹痛を訴え、
たまたま股関節痛で通っていた加島先生のもとへ
病院嫌いの子どもを連れて行きました。

病院で「原因不明」と言われていた症状が、
ストレスによるもので、そして自分の心と身体の不健康から
子どもを不安定にさせていることに気づき、
「もっと子供のことがわかるようになりたい!」
と入門を決意しました。

今は子どもも普通に学校に行くようになり、
原因不明の腹痛を訴えることもなくなりました。

いかに自分が子どもを一人の命ある人間として接していなかったか、
子どもが心に感じたことがいかに体に影響があるのか、
そして母親である自分の心と身体が子どもに、そして子育てに
どんなに影響するのか、
非常によく感じるようになりました。

今は産婦人科で働き、赤ちゃんに触れる機会が多いですが、
ちょうどおとといの話です。

あるお母さんが、3時間経っても起きません、
おっぱいがあげられない、と言いに来ました。

色んな方針があるかと思いますが、
私が勤める産婦人科では、おっぱいは3時間おき、寝ていたら起こしてでもあげる、
と指導されます。

そもそも大人だって食べたいときと食べたくないときがある。
寝ているのにわざわざ起こされ
眠いのに口に食べ物を放り込まれたら嫌ですよね。

が、子育てのあらゆる場面では、
そういう「自分だったらどう感じるか」ということが
「これが正しい」という知識を前に
抜けていることが、よくあります。


とにかく私は看護師ではないので授乳指導はできませんし、
飲みたくないなら飲ませなくても、とも言えず、
かといって困っているお母さんも気の毒なので、
「とりあえず起こしてみましょうか」と言い、
赤ちゃんをベッドに寝かせました。

そして、「お〜い、おっぱいの時間だって。ちょっと起きておっぱい飲みませんか?」
と声をかけてみました。

するとむずむずと動いて、赤ちゃんがこちらに
気持ちを傾け始めたのがわかりました。

お、もう少し。

「あのねぇ、お母さん、あなたがおっぱい飲まないと困るんだって。
 今おっぱい飲めるかな?お腹いっぱいかなぁ?」

と言ってみますと、うっすら薄目を開け始めました。

あら〜ちゃんと話を聴こうとしてくれている。と思いました。


でもそのとき、看護学生さんが後ろでその子のお母さんに
「起きないときは足の裏をしごくと起きるんですよ。」といい、

通りがかりの助産師さんも、
「起きないのね、ハイハイ」と
赤ちゃんの足の裏をごりっとやっていきました。

赤ちゃんは一瞬で泣き叫んで起きました。



赤ちゃんはちゃんとこちらに気を向けて
話を聴こうとしてくれていたのに・・・
と、なんとも悲しい気持ちになりました。

子育てや教育って、その時おっぱいを飲んでくれたら
その時机に向かって勉強していたら、それでいいのでしょうか。


育てるということは、もっと長期の目標があるはずです。
そのために、何が大切なのか、何が必要なのか。

私自身が失敗した経験があるからこそ思います。

子どもを物扱いして育てれば必ず背かれると思います。
ちゃんと一人前の人として接していれば、
たとえば語りかけるのがよい、とか思わずとも
ひとりでに話しかけているもので、

相手を一人の人間として接することの毎日の積み重ねは
とても大きいものだとつくづく思います。

それに対して、生まれたばかりの赤ちゃんでも
ちゃんと応えてくれます。

もう子育てが終わった人も、途中の人も、まだこれからでも実践できます。
これから子育てをする人は、ラッキーです。

この本を、もっとたくさんのお母さんに読んでもらって
いろんなことを感じてもらいたいです。



人体育成学 [単行本(ソフトカバー)] / 井本 邦昭 (著); ベストセラーズ (刊)